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10月3日 MRAMとゼロ遅延クワッドコアのマイコンが美しい話

MRAM搭載のゼロ遅延マルチコアが活躍するアプリは多数あると思います。 例えば新しい動画フォーマットのオンライン授業向けのマイコンとして良いです。 東北のMRAM、早稲田の自動並列化コンパイラを活かして研究者上がりの人たちによる製品化が良さそうです。

16bit CPU WZetaにはパリティモードがあります。命令コード内にパリティがあって 既存のCPUでは後付けできない仕様。 MRAMが経年劣化でエラーが発生した場合でも、割り込みを発生させ、適切に処理できます。 そしてWZetaのパリティモードは使える命令が少なくなっているため命令コードが 増加するので大きなMRAMが必要になります。←MRAM屋向け。
パリティつきのMRAMという方法もありますが、パリティ付きメモリは非常に高価 になる傾向があるので、パリティモードによって安価なMRAMを使えます。 パリティモードは15bitにつき1bitのパリティなので一般のパリティ付きメモリよりは エラー検出率が低下します。従来通りのエラー検出率が必要な人は高額なパリティ付きメモリを使えば良いと思われます。

MRAMとゼロ遅延クワッドコアのマイコンが美しい話ですが、 MRAMのリード時間はSRAMのリード時間より遅くなる傾向があるため、SRAM代替を目指すMRAMの高速化にコストがかかります。 これを設計の力で改善します。MRAMのリード時間がSRAMの3倍になっても4コア分のコードメモリとして十分な性能になります。 MRAMのデータ幅を8bitから16bitにすることで2倍の転送性能にします。WZetaは1命令4サイクル固定で実行するため、 4コアに16bitの命令コードを1つのMRAMメモリから供給できるのです。WZeta1コアは1命令4サイクルのうち2回、SRAMのデータメモリにアクセスします。 4コアで8回。SRAMは3倍の速さで動作するので1命令で12回のアクセスが可能ですが、そのうち8回は4コアが使って、残り4回はI/Oで使用します。 画面表示などを考えると、この高速なI/Oは非常に便利です。

MRAMに必要なスペックを限界まで削ることで、安価なマイコンを提供できるように考えます。
MRAMへの書き込み回数は10~1000回。コンフィグデータを格納するためには10万~10000万回。 ブロック書き込みだけでも、使える用途は多い。 消費電力ゼロの不揮発メモリのほうが使いやすい。24時間稼働するIoT用途では 消費電力が多少あってもいい。
容量は最大32MB、通常は16MB以下。4コアで別々のアドレスにアクセスするなら64MB以上でも使えます。 複数コアで1スレッドを実行するのには便利かもしれない。バンク切り替えを考えるなら、もっと大容量のMRAMも使えます。

MRAM搭載のゼロ遅延クワッドコア、一般の人に実際に役立つ、良くできた設計のマイコンだと思っています。


10月2日 手紙届きました。早稲田大学校友会埼玉県支部から

早稲田大学校友会埼玉県支部から手紙届きました。 埼玉県支部大会が11月にあって総長の講演もあるらしいです。

9月22日には、熊本大学で半導体学部(仮称)設置構想案を発表!されるなど、 早稲田にとっても、半導体をやるなら、今がチャンスだと思います。

半導体のビジネスを考えずに半導体の学生だけを増やすことの問題点。 これを考えるのは大学の先生には非常に難しいと思います。 僕にとっても難しい。これまでの経験を踏まえ、 大学のOBの皆さんとも考えていかなければと思っている次第です。

かつてICF3の暗号チップの開発をしました。 その後、IBMのPCIXカードの暗号装置4758互換のカードを開発するプロジェクトに入ったのですが、 プロジェクトは頓挫しました。PCIXはPCIレガシィのモードでも動作する必要があるなど、 PCIカードの開発を経験した人と比較すると、数十倍の開発コストになると思いました。

要するに少数の人数に経験を積ませながらビジネスを考える、人を中心とした考え方でなければ、 すぐに破綻して、全員のやる気が消滅すると思っているのです。 皆さんの長期的な支援が大事だと考えています。

そういったことを踏まえ、弊社 iCanalで半導体設計のビジネスを立ち上げられる方法が、 ないかと考えています。

サイバー攻撃は開発をしている人だけではなく、周囲の人も攻撃されます。 対策をしていなければ、あっという間に開発をする人がいなくなる。 現在、日本で半導体に人が集まらない原因の一つです。 僕なんか、親戚2人がすでに殺されている。「死ねば、僕の邪魔をしなくていい」とも言われている。 半導体業界、非常にネガティブです。 「なんで僕は2人殺されているのに、おまえは美人と結婚してんの?」とか。 僕の時代は、自費で20万円の回路シミュレーションを購入して頑張って勉強したのに、 今の時代は、経済産業省の手厚い補助が出ているの。そのせいで補助の出ていない学生は、いじめにあう。

半導体への支援が、半導体関係者に均等に配られることはありません。 むしろ一部の人にだけ配られ見えないところに隠れ、配られなかった人が表にひっぱりだされて、叩かれるという現状にあります。

半導体が信用できないために購入してから失敗に気づいた人は多いと思います。 信用できる半導体を手に入れるには、かなり苦労するし、苦労しても手に入らない場合も多い。 なんの因果か、今なら、ある程度、安全な半導体を手に入れることができるかもしれない。

僕もオタク扱いされてきたほうの人間なので、タダで特攻隊員を作ることに賛同することはなくて、 できる限り、双方のことを考えながら、半導体設計ビジネスを成功させたいと思っているのです。

これまでの経験を話すなら、今回の支部大会のようなイベントに参加しても話すこともなく、 無駄に時間が浪費される予想です。SNSなどで話題が、作れていればと思っています。


9月25日 水力サーバにダムは不要、環境には十分注意して

自分で水力サーバのビジネスを考える時間はないと思っていたので、 しばらく放置しようとしていたら、いろいろ問題を言われました。

観光名所の滝に水力サーバを設置することを考える人が出てくるとか、 ダムの建設で儲けて環境問題を起こす人とか、 揚水を考える人とか、 毒物を混入することを考える人とか、十分に注意をしていないといけないみたい。

環境問題を最小限にするためダムを建設せずに、今ある水の流れを電力に 変換するだけにならないだろうか。水力サーバの数で稼ぐことを考えるなど。

戦争が勃発するまで観光名所の滝には、手を付けずに、戦争時は、取り外しが可能なものを設置するとか。 開戦前から準備できるし。日本では第二次世界大戦で、お寺の釣鐘を多数、提供させたこともあったようです。


9月23日 原発営業を水力サーバに移行

僕が水力サーバによるビジネスを考えているわけではありません。 PC、スマホ向けに構想中のVOIDチップ はNPUより低消費電力なために世界的な脱原発を目標にできます。 日本ではVOIDチップと水力サーバの方針を束ねて脱原発による安心を国民が 享受できるようにならないかと思ったのです。

原発で儲ける方法があるかぎり再生可能エネルギーは原発で儲けようとする 人によってトラブルが発生しつづけると考えているのです。 そのため再生可能エネルギーが十分に能力を発揮できていないという予想をもっています。

脱原発には原発で儲かる人を根こそぎ水力サーバに持っていくこと。 ただ根こそぎが難しい。一部の人だけを再生可能エネルギーに移行させても、 残りの人の儲けが大きくなって原発で儲けるための工作に投資される。

いっそ原発禁止という法律かもしれないけど、原発ゼロにできないだろうか。 ドイツでは、原発ゼロにできているみたい。

水力サーバとは山間に設置した小型の水力発電の電力を小型のデータセンターの サーバですべて消費する分散水力発電システム。送電不要なために多数のシステムを分散配置可能。 太陽光発電との違いは発電量の変動はあっても、急激な変動がないためサーバでも使える。

貨物列車の使用済みコンテナなどの利用や、地形に適した個別の運用形態の 最適化などで儲かるビジネスにならないだろうか。 発電で使った水で水冷することも考えられる。日本全国で1000か所、まとめてやれば 工法などの共通化で利益率を改善できる。共通化のやりすぎは地域特性を活かす 発電効率の低下を招く。地域特性を活かした効率は、地方創生にもなるでしょう。

脱原発のための本格的な再生可能エネルギーの開発が始動することで、 国民の節電意識が目覚ましく向上することも期待できる。厳しいようですけど。

原発営業の人は水力サーバで儲かるビジネスを考えればいいのかも。

例えばDKIMのRSA署名。DKIMはメールに署名をする仕組みで、 メールの受信環境が対応していない公開鍵暗号の場合、 DMARCなどの設定によってはメールが破棄される問題がありました。 つまりDKIMでは解読リスクがあるRSAでも使い続けるメリットがあります。 そして、現行、RSA 2048bitですが65536bitにして可能な限り安全を確保します。 RSAの理論的な計算コストは鍵長が2倍になると計算コスト8倍です。 RSA 65536bitは2048bitの32倍の鍵長なので計算コストは32768倍
RSA 2048bit 1[ms]であれば32.768[S]となるため非常に 消費電力の大きな演算。これを水力サーバで演算すれば、 節電できることになります。 公開鍵暗号アルゴリズムなどの見えないコストの削減効果もある。 暗号数学者やソフトウェア実装をする人には、あまり良く思われないかもしれないですけど。 天才数学者の中には暗号をやりたくないと思っている人もあるようなので、 そういう人には関係がないともいえます。日本はRSA 65536bitを実験する国なのです。

水力サーバでRSAの演算結果を検算をすれば、RSAアクセラレータのハードは 最先端半導体のテストにも使えるかも。 これは高い安全性を必要とするDKIM用途では無理かもしれない。 最先端半導体は必須ではなくて、老朽化したPCを利用することでシステム全体のコストを下げることも考えられる。 老朽化したPCでは電力効率は悪いですが、水力発電によって発電の総量を増加させているため、さほどの問題ではない。

Invisibe RSAを使って暗号化をすればDKIMの鍵をオンラインで新規作成、 更新も可能。SSS-HSMではDKIMの鍵の値を送信する必要もない。

CPU実験のデジタル回路シミュレーションやコンパイルに長時間が必要な 最適化コンパイラなど。水力発電のためのプロペラの流体シミュレーションとか。 地域特性を活かしたプロペラの形状で効率を上げることができれば、水力サーバの利益に直結します。

水力サーバで、儲けてみませんか?

2025年9月25日追記
「水力サーバにダムは不要、環境には十分注意して」


9月20日 インターネットを安全にするVOIDチップが無いとどうなるか?

まだ構想中のVOIDチップ。PCやスマホのCPUに内蔵されるチップですが 「高付加価値かもしれないけど無くて安いほうがいい」という 意見を見かけたので無いと、どうなるのかを考えてみます。

インターネット上には証券会社、銀行、航空会社、ウェブメール、ニュースサイトなど、 さまざまなサイトがあります。近年のコンピュータの進歩によってウェブサイトが 本物であることを保証する電子証明書が偽造される可能性を考えなければならなくなっています。 新しいPQCの運用が始まっていますが、解読されない保証はありません。

これらのサイトが偽サイトである場合、あらゆる被害にあう可能性があるのです。 フェイクニュースを信じて失敗した経験はあるかもしれません。 ウェブメールも、人生で重要なイベントの日付を改竄された場合、とてつもない損害となるでしょう。 たとえば企業の就職説明会。参加できなかったために別の会社に就職することになるなど。 わずかなサイバー攻撃で大きな戦果をあげるため、サイバー攻撃を仕掛けてくることはあると思います。

僕自身、1994年に日立製作所の中央研究所に入って1年目に、ようやく給料が入るようになって、 結婚紹介所かなにかのイベントだったと思いますが、メールに記載された日付を改竄され 参加できなかった。そして未婚のまま現在に至る。僕のかわりに幸せになった人があるのかもしれない。

偽サイトの可能性があることを想定したシステム開発は困難を極めることになるでしょう。

VOIDチップがなければSSLサーバー証明書の公開鍵暗号を、いくつも用意して、 それぞれ安全性評価をする必要があります。HBMやIntel AMXなど 新しいコンピューティングテクノロジが作られるたびに再評価が必要になります。 モンゴメリ乗算のような除算を乗算に変換するアルゴリズムが発明されれば、 すべての公開鍵暗号が全滅することすらある。 全滅しないことを評価で確認しなければ、ならない。

世界の天才数学者は新しい公開鍵暗号を発明しても安全性を保証できないし、 安全性評価のための計算機屋のコストも小さくないと思います。

安全性評価にお金を払っても、安全にならないばかりか、 安全性評価によって脆弱性が発見され、新しいアルゴリズムを追加、安全性評価。 計算機屋が働いた時間に比例して安全性評価が進むわけでもなく、大勢でやっても、 役に立ってない人が混じっていることは明らかで、まともに払われるのだろうかという問題もあるかもしれない。

世界は、VOIDチップの開発を考えるべきではないだろうか。


9月18日 パスキーの最終系は15年前のPassCertBook

窓の杜 記事(2025/9/18)
パスキーの保存先をOSから「1Password」に ~Windows 11でテスト中
記事の最後
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なお、パスキープロバイダーを実装するためのAPIは公開されている。 将来的には「1Password」以外のパスキープロバイダーも追加できるようになる見込みだ。
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つまり、パスキーがあと2回くらいバージョンアップすると15年前のPassCertBookになる。
PassCertBookは2008年と2009年にあったNICTの公募に不採択になっている。
この不採択に不服申し立てるためNICTに訪問したのですが、NICT職員から 「行政裁判をしていただいて結構です。」との回答をいただいた。

今、行政裁判をすれば勝訴できるかもしれない。
それくらいPassCertBookは15年後の未来を精密に予測できている。

PassCertBook公式サイト
注目すべき点は、このURLです。
https://icanal.idletime.tokyo/PassCertBook/benri.html

この分野で弊社iCanalは優位に立てる、ということだと思います。

不採択になったため既存のカード myuCard 8Kを流用して開発しています。 このため電子証明書は4枚まで。 証明書ごとにあるPinは実質的に1つしかないなどの問題点はあるものの、 どうにかフリーウェアとして公開。現在でも ダウンロードが可能です。Vectorからのダウンロードですがコード署名がついているため、タイムスタンプで日付 (″ナ新版2012#N・′氏14%・を確認できます。・)繧堤

PassCertBookも万全なセキュリティではないので、高いセキュリティが必要な用途では 電卓型アイドル認証端末がお薦めです。


9月10日 ラピダスのPLAN Bを回避するには

2025/9/22修正 VOIDチップ 仕入れ 7000円→3500円?(10mm角→7mm角)
AERA記事(2025/9/9)
ソフトバンク・孫正義氏が国策半導体企業「ラピダス」への出資に“消極的”な理由 経産省の目玉プロジェクトに立ち込める暗雲
ラピダスで売れる商品を作ればプランBは回避できるのではないだろうか。

日本政府の次期マイナカードの3枚組のような小口では不足なのでVOIDチップを世界に売るシミュレーションをしてみる。

量子コンピュータやAIマシンの進歩で公開鍵暗号が解読されるリスクが増大している状況でもウェブサイトの真偽を判定できるVOIDチップは業界で期待される商品になるように思います。

VOIDチップはPCやスマホ向けに全世界に10億個売れて、2nmのチップ1個の仕入れ7000円3500円を仮定する。ここに設計コストが追加されるのですが、PCやスマホの実売価格を考えるとVOIDチップ1個1万円を超えることは困難。利幅が多いチップになる予想でしたが、販売価格 1個1万円が先に決まると薄利な商売。

VOIDチップは次期マイナカードと非常に良く似たチップになるので、次期マイナカードで開発をすればPCやスマホの価格を抑えることができます。鍵長をVOIDチップでは2倍から4倍にする。あるいはそれ以上。

しかしラピダスからしてみると、7000円3500円×10億個 = 3.5兆円の売上。 さらに1チップ 16bit PCで1000万個と仮定すると 7000円×1000万個 = 700億円 1チップ 16bit PCでは大容量のSRAMを使うので7000円を超えるチップが必要になると苦しい。

交通系ICカードにも期待か。(ETCカードは除く)

僕を中心として儲かるための人脈の構築が急がれる。


9月8日 16bit CPU WZetaの方針(VOID PLAN時点)

VOID PLAN (CPU売上激増計画) をnoteに公開後、WZetaは、どうなるの?と思った人向けの現時点での考え。
基本的に、これまで言ってきたことと変わりありません。

16bit PCは世界の貧困層向けにも必要とされ地下資源を節約することで、将来の富裕層が、 地下資源の枯渇で困ることがないように。日本ではサブPCとして教育関係や、ゲーム、 アイドル認証アプリで利用できそうです。

コンセプトは1000分の一の性能で半分の価格のPC。1000分の一の性能でも教育や 最低限の生活に必要なことの多くは可能になると思われます。

「こういうボッタクリPCは日本人に任せておけ」

WZetaのアーキテクチャは低性能領域では高い効率を発揮しますが、 範囲外では逆に効率が下がると予想されます。最近のCPUの高速化技術で、無理やり性能を出すことはできると思いますが、 無駄が多いので、特殊な用途以外では、使われないと思われます。

IoTデバイスや携帯くらいまでだろうと予想しています。スマホや、ローエンドPCは性能的に困難。 低性能領域のARM/RISC-Vと多少、競合する程度ではないだろうか。


暗号プロセッサ OpenICF3